【ジュニアユース年代の身長】標準化成長速度曲線

【身長を測定する】

 

同じ年齢でも個人によって成長段階にかなりの 差が出ます。このような選手たちが、一律に同じ目的で同じ負荷の トレーニングを行うとケガをする危険性が高くなってしまいます。 

 

やはり、成長段階によってトレーニングの方法やトレーニングの強 度、量は変えてしかるべきだと考えます。

 

成長段階をみる方法のひとつに身長の伸びがあります。身長は学 校の保健室などで手軽に測ることができますから、身長を月に1度 くらいの割合で定期的に測定することで、成長のどの段階にあるの か把握することができます。

 

図は、標準化成長速度曲線と呼ばれるものです。横軸は年齢、縦 軸は年間どれくらい身長が伸びたかを表わしています。身長が伸び る程度から、発育段階は4つのフェーズに分けることができます。

 

まず小学校低学年のころは、身長は年間で数cmの伸びで安定して います(フェーズ1)。それが小学校高学年から中学生にかけて、身 長が急激に伸び始める時期(スパート期)があります(フェーズ2)。 身長が最大に発育する年齢を、PHA(Peak Height Age)と呼んでい ます。PHAの平均は男子では12.9歳ですが、個人差がとても大きい といえます。PHAには個人によって大きく差があり10歳でPHAを迎 える子どももいれば、15歳でPHAを迎える子どももいます。

 

PHAから身長の伸びが年間1cm以内になるまでをフェーズ3、それ 以降をフェーズ4と呼んでいます。フェーズ3から4へ移行する年齢 を最終身長年齢と呼びますが、平均で16.9歳で到達するといわれて います。

 

 

 

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参考文献 ガイドブックジュニア期の体力トレーニング (財)日本体育協会 

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